【要ネタバレ注意!!】summer pockets REFLECTION BLUE 感想 (のみき√~識√)
こんにちは!(ブログ風挨拶)
とまあ、時間問わず見られるのでちゃんと挨拶はやっていくことにします。
ということで題目通りの話と行きましょうか。
今回はネタバレ超注意です。興味本位で来て、まだ未プレイならブラウザバック推奨。
のみき√について。
販売数週間前のミュージックアワーにおいて、のみき√がどんな感じか、スタッフの魁さんが言われてた通り、カオスなものかと思ってました。
...そう、序盤は。
実際やってみると、そういったことがなぜ起こってるかの裏付けや、のみきの過去が分かってきて、さすがKeyだなぁの展開でした。
捨て子...。
実際、初代版からアパートで独り暮らしをしている、と聞いてピンとくるものはありました。
親と死別...というのも考えれてはいましたが、なんせそれだとしろはとキャラが被ってしまうので。
そう考えると、捨て子説は十分考えれましたね。決定的証拠が、√制作決定後、打ち出されたキャラ紹介文。
「この島への、わずかばかりの恩返しだ」
これではっきりしましたね。
まあ、なんてことはどうでもいいんです。
感想。
改めて島民の優しさや、家族の優しさに触れた√でしたね。特にオチが素晴らしかった。
ひとつだけ文句を言わせてください。
CGが少ない!!!!
静久√について。
紬√でずっとニコニコしてた理由が、ここでようやくわかりましたね。まあ、ニコニコしてたのは単純に楽しかったからというのがありますが。
覆った外皮のせいで、本当の自分が見えなくなる。人間によくある話だからこそ、このルートには親近感を覚えました。
いるじゃないですか。自分の身の回りに、ところかまわずずっとニコニコして、温かい雰囲気を作り出す人。
けれど、周りはそれが当たり前に思ってしまって、笑顔の奥に何を思ってるか考えない。
本人も、考えられてないことを分かってるから、打ち明ける相手がいない。
それは次第に、自分は、ずっとこうしていなきゃだめだと、そういった束縛のようなものになる。
悪循環ですよね。
それを、静久√で見せられた気がします。
そして、やはり紬との絆。
紬は優しいですね。
だからこそ、あのシーンが光ったのだと思います。
大嫌いと嘘をついて、泣きながら嘘をついて。
自分が嫌なことを、相手のためを思ってできる。親友の絆って、そういうものなのでしょうね。
静久アフター書けそうですね...。予定はないですが。
あと、ひょっこり人外説考えててすみません...。
閑話休題。
今回から、夏の砂時計という挿入歌が追加されましたね。
いい曲だと思います。
どこかに夏の名残を孕んで、それを波のように伝える。
そんな感じな曲だと思います。
『僕らはいつか振り返るだろう 日射しの中で浴びるほど聞いてた 静かな波音 賑やかな緑の鼓動 零れる砂』
自分は、山側の田舎に住んでいるので、この賑やかな緑の鼓動、というワードに共感を覚えましたね。
本題に戻りましょう。
うみ√について。
ALKAが、母親との暖かな時間を意味するなら、こちらは父親との仲直りの時間ですかね。
ALKAという破壊力抜群のグランド√がありながら、よくここまでのシナリオが書けたなと思います。流石プロ。大正義keyのシナリオライター様方。
と同時に、羽依里が一番綺麗にけじめをつけて家に戻った√だと思います。
うみ...やっぱりすごいですね。
自分は親からもらうはずの優しさを持ち合わせていないのに。
他人には母親のような優しさを与える。
けれどそれは、とても悲しいことなんじゃないですかね?
少なくとも、小学生低~中年生ができる話じゃないので。
この√があるからこそ、グランドで感じる悲しみが増します。
そしてうみは、ちゃんと最後に父親からの愛、父親の優しさを知ることが出来たんじゃないですかね。
「ちょっとだけ...バイバイ」
ずるいですって...。
識√について。
一番期待してました。そして、一番期待以上によかった√です。
この√、実は相当グランドにかかわっていますね。
それはまあ、後述と行きましょう。
可愛い。
第一声はそれですね。
そして内容本編。
鳥白島の過去にまつわる話といったところですかね。
なぜ鬼でありたかったのか、なぜ鬼になりたかったのか。
それを知った時に、たまらなくもどかしい気持ちになりましたね。
そして、少なくとも自分も、作中の羽依里のような葛藤をずっと抱いてました。
識の願いを叶えるということは。
それは自分の幸せを犠牲にすることで。
でも、好きな人に、犠牲になってほしくないのが、人間の本質です。
だからこそ、辛かったですね。
総評してこの√は、とにかく羽依里への感情移入が凄い√でしたね。
他人からの願望を受けて、それでも一人で最後頑張った識。
あれ?これって...
そうです。この識の在り方、グランドにおけるうみとかなり似ているんですよね。
それが、前述した、グランドに通ずるという部分です。
共通点として。
・願ってしまったため、過去に、未来に飛べるようになった。(迷い橘の幻想空間経由)
・過去を改変することで、未来が改変される。
・元の時代へと、帰ることが出来る。
ここらへんですかね。下二つはpocketsにかなり響いてます。
識√のオチは、とてももどかしいものでしたね。ロスもすごかったです。
個別ED、青き此方もなかなか良かったですね。
心にじわじわとくるようなシナリオでしたが、それとは対照的に駆け抜けるような爽やかな曲長。
『最後くらい笑ってよ』
そう言われたような気がします。
というわけで、今回はここまで。
次回は、ALKA~pocketsです。